映画「青春ジャック」江南市で先行上映編2024 撮影日     06.1.28 = Home =

06.1.28 名古屋・名駅のミニシアター「シネマスコーレ」を題材にした映画「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の先行上映会が江南市民文化会館で開かれ、チケットを購入して参加した。脚本を手がけ、監督も務めた犬山市出身の井上淳一さん(58)は、私の母校・滝高校卒業で当日出演者と共に舞台あいさつをされ、「地元の人たちに映画を届けることが恩返しになれば」と本当に熱くとても熱心に話をされた。

 映画は1980年代半ば、名駅西に開館してミニシアター文化を根付かせたシネマスコーレと、そこに関わる人たちの人間模様を描いた青春群像劇である。実話を基にしたフィクションで、同館を創設した映画監督の故・若松孝二さんを井浦新さん、ビデオカメラのセールスマンから支配人になった木全純治さんを東出昌大さんが演じた。

 ストーリーを考える上で井上淳一さんは、映画監督になりたい一心で若松プロの門をたたいた「田舎の映画青年」である自身も登場させる必要を感じて、「江南の風景抜きには考えられない」とロケを計画。一昨年12月、名駅周辺や江南市の母校滝学園や同級生が営む喫茶店、木曽川、犬山市の実家、扶桑町役場など約10カ所で撮影を行った。

 「地元の人の協力がなければ、この作品はあり得なかった」と話す井上淳一さん。喫茶店で知り合った尾関建設(江南市)の会長尾関義忠さん(75)は、工事中の同館を表現するために足場などの資材を提供した。親族が住む江南団地の一室を貸し、エキストラで出演もした。井上淳一さんの同級生、小島加寿彦さん(58)は、撮影場所を下見する「ロケハン」の時からスタッフの車の運転手を務め、現場を見守ってきたのだ。
 (中日新聞尾張版の記事や1/28先行上映会の写真撮影から一部抜粋・掲載)


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