武功夜話で読む信長・秀吉ものがたり
私の愛読書  「武功夜話で読む信長・秀吉ものがたり」
愛知淑徳大学名誉教授阿部一彦氏著をご紹介します。
軍記物語が生き生きと語る戦国時代に鋭く光をあてた。

 
 はじめに

 
「武功夜話」は、愛知県江南市に現在も住んでおられる吉田(前野)家の戦国時代の先祖の活躍を記した「家」の記録です。私は戦国時代を描いた軍記として、特に貴重なものだと考えております。その分類では、「家記(けき)」と言いますが、「家の伝記」とも言えるものです。

 同家に残されていた多くの資料を整理・編集し、古老から聞き取り、事実を確かめ、最初に筆を起こして「武功夜話」としてまとめたのは、前野家十六代の吉田雄翟(かつかね)でした。

 そのいきさつと執筆の動機について、「武功夜話」の冒頭に、要約すると次のように書かれています。
 
 (以下省略します・・・僭越ですが、本書をお読みください)


 著者 阿部一彦氏のご紹介

 1944年、北海道生まれ。1972年、早稲田大学大学院文学研究科修士課程日本文学専修修了。博士(文学・早稲田大学)  
現在、愛知淑徳大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)